本邦では、2018年に急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)が発表され、急性心不全、慢性心不全(HFrEF、HFpEF)に対する薬物治療が示されています。その後も新規の心不全治療薬として、ARB-ネプリリシン阻害薬(ARNI)やIvabradineなどに期待の持てる臨床試験結果が報告されています。
今回は、心不全の治療において重要なうっ血の解除について、循環器専門病院における薬剤師としての立場から、各薬剤の特徴を踏まえ、まとめていただきました。

芦川 直也 氏
1998年千葉大学大学院薬学研究科修士課程卒業
浜松医療センター 薬剤科入職
2007年豊橋ハートセンター 薬局入職
2010年岐阜ハートセンター 薬局に異動
2011年岐阜ハートセンター 薬局長
2014年豊橋ハートセンター 薬局長