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安定した冠動脈疾患症例に対するβブロッカーは不要?

βブロッカーは降圧薬の1つとして分類されているものの、慢性心不全治療や抗不整脈治療として使用されており、2021年JCS/JHFSガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療1)では、LVEFが<40%のHFrEF患者においては、ACE阻害薬/ARBとともに基本薬として初回診断時から忍容性がある限り最大限用いることが推奨されています。一方で、LVEFの保たれた心不全患者においては、急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)2)で推奨クラスIIb、エビデンスレベルCとなっています。

 

また、安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)3)では、βブロッカーは、周術期の心房細動予防を目的として、術前およびCABG術後に推奨されていますが、心筋梗塞既往や左室収縮能低下のない安定冠動脈疾患に対しての予後改善効果については十分なエビデンスが存在せず、現在検証が進められているとの記載に留まっています。

 

今回は、このβブロッカーについて一歩踏み込んだ内容となったACC/AHA/SCAI冠動脈血行再建ガイドライン2021年版4)について解説いただきました。

  先日、ACC/AHA/SCAI冠動脈血行再建ガイドライン2021年版が公開されました4)。抗血小板療法については6年ぶり、安定虚血性心疾...
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