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菌血症患者の抗菌薬投与期間はどの患者、どの菌種でも7日間で良いのか?

症心不全に対する治療手段として機械的循環補助は大きな役割を有し、特に経皮的心肺補助装置(PCPS)・体外式膜型人工肺(ECMO)は救命率の向上に寄与し、2017 年 10 月からはImpellaの臨床使用が開始されました。一方で、 ECMO を装着された患者の感染合併率が高いこと、また、人工呼吸器関連肺炎、次いで菌血症、カニューラ感染が多く、人工呼吸器管理、ECMO 管理、入院期間が長期になるほど感染リスクは高くなること、そして、重症敗血症、敗血症性ショックは ECMO 装着患者の死亡の独立した危険因子であることが報告されています。ただし、2023 年 JCS/JSCVS/JCC/CVIT ガイドライン フォーカスアップデート版 PCPS/ECMO/循環補助用心内留置型 ポンプカテーテルの適応・操作1)には、推奨 されたプロトコルはなく、施設の感染症動向を踏まえて検討すべきであることが記載されています。
今回は対象患者が限られていますが、参考になる研究の1つとしてBALANCE試験について解説いただきました。
菌血症、敗血症に対する抗菌薬治療 細菌による血流感染症、いわゆる菌血症を来した患者では、2-4週間の経静脈的抗菌薬投与が一般的です。これに対...
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