経口のGLP-1受容体作動薬であるセマグルチドは、LVEFの保たれた心不全(HFpHF)の肥満患者を対象としたSTEP HFpEF試験、やSTEP-HFpEF DM試験において、心不全に関連する症状と身体機能を改善したこと、また、心血管疾患歴を有する非糖尿病の過体重、又は肥満の患者を対象としたSELECT試験において、心血管イベントのリスクを低下させたことが報告されています。今回は、ACC.25で発表されたアテローム動脈硬化性心血管疾患/CKDを有する2型糖尿病患者を対象としたSOUL試験について解説いただきました。