LVEFの保たれている心不全(HFpEF)は、拡張障害が中心と考えられていたが、近年は軽度の収縮障害、肺高血圧、右室機能低下、左房機能低下、心室相互作用、血管スティフネス、血管内皮障害、四肢筋力低下、心拍応答不全など、様々な因子が複雑に関与する疾患群の総称とされている1)。HFpEFはエビデンスが乏しく、確立した治療法が少ないという現状がある。2024年に開催された第14回豊橋ライブデモンストレーションコースにて、HFpEF患者の薬物療法について聖隷浜松病院の齋藤秀輝氏より発表された。
LVEFの保たれている心不全(HFpEF)は、拡張障害が中心と考えられていたが、近年は軽度の収縮障害、肺高血圧、右室機能低下、左房機能低下、心室相互作用、血管スティフネス、血管内皮障害、四肢筋力低下、心拍応答不全など、様々な因子が複雑に関与する疾患群の総称とされている1)。HFpEFはエビデンスが乏しく、確立した治療法が少ないという現状がある。2024年に開催された第14回豊橋ライブデモンストレーションコースにて、HFpEF患者の薬物療法について聖隷浜松病院の齋藤秀輝氏より発表された。