本邦のガイドラインでは、ACE 阻害薬/ARBでは効果が不十分なLVEFの低下した心不全(HFrEF患者)において、サクビトリル/バルサルタンへの切り替えが推奨されているが1)、血圧が低い患者への投与には注意が必要とされている。今回、第71回日本心臓病学会にて、低血圧のHFrEF患者におけるサクビトリル/バルサルタンの投与を検討した研究結果が発表された。
TCROSS NEWSでは、本研究を実施された神戸大学の西原悠氏に、研究実施の背景、サクビトリル/バルサルタンに忍容性のなかった患者や低血圧によりが継続できなかった患者の特徴など、また、どのように日常臨床と並行して研究を実施しているのかを伺った。