本動画では、院外心停止蘇生後に精査目的で来院した超高齢患者において、蘇生から3ヶ月後の冠動脈造影で左冠動脈に高度狭窄が認められ、OCT所見から院外心停止へのACSの関与が疑われたことからPCIを施行した症例を聖マリアンナ医科大学の中西亨氏よりご紹介いただきました。

【症例紹介】

症例はADLの高い90代男性。前駆症状の自覚はなく、卓球のプレイ中に突然意識消失した。近隣医療機関を受診し、神経学的後遺症はなく頭部外傷として経過観察された。1ヶ月後、失神精査を希望され独歩で受診した。健診での心電図異常の指摘歴はなかったが、失神の状況を確認すると、卒倒時にbystanderがAEDを作動させ速やかに覚醒したものの、初期波形は心室細動であったことが判明した。

演者: 中西 亨 氏(聖マリアンナ医科大学)

本動画は第13回豊橋ライブデモンストレーションコースより収録いたしました。
演者の所属先は発表時のものとなります。