症例は60代男性。他院にて7年前に労作性狭心症に対してRCAへPCI(unsuccess)、6年前に心房細動に対してカテーテルアブレーションを受けており、近医で内服加療中でした(アスピリン、エドキサバン)。仕事で病院への来訪中に意識消失を来して転倒し、目撃した病院スタッフによりCPRコール、BLSが行われました。AED装着時の初期波形は心室細動で、1回の電気ショックで心拍再開しました。救急外来へ移動後に行われた12誘導心電図にてST変化を認めたため、緊急カテーテル検査が施行されました。

緊急CAGでは右冠動脈は多発する冠動脈瘤と造影遅延を認め、4PDは閉塞。左冠動脈にも多発する冠動脈瘤と造影遅延の所見が確認されました。

Q. この状況で皆さんならどうしますか?
①このまま終了し、全身管理を行う ②FFRで3枝に虚血評価を行う ③PCIを施行する ④IABPを挿入する

演者: 武田 義弘 氏(市立ひらかた病院)

本動画は第12回 豊橋ライブデモンストレーションコース(2022年)より収録いたしました。
演者の所属先は放映時のものとなります。