ガイドラインだけで解決できない抗血栓療法の解決策がここに!
この番組では、現在進行中のSTOPDAPT-3試験にて研究実務担当者を務められる夏秋政浩氏(佐賀大学医学部附属病院)をお招きし、2022年版抗血栓療法の総まとめを徹底解説いただきました。 さらに世界でも通用するエビデンスを発信し続けるため、京都大学の研究チームが実践している「臨床試験成功の秘訣」についてテクロス臨床研究チームが迫ります。
<チャプターの時間目安>
講師:夏秋 政浩 先生(佐賀大学医学部附属病院)
【参考リンク】
- ARC HBR – High Bleeding Risk evaluator
(https://www.cerc-europe.org/arc-hbr-high-bleeding-risk-evaluator/)
(2022年5月閲覧) - Japanese version of HBR (J-HBR) criteria
(https://seiken-j.ne.jp/CREDO-Kyoto.risk.score_J-HBR/Calc2.aspx)
(2022年5月閲覧)
本動画は2022年4月に収録しました。
オンライン収録のため、画像・音声の乱れがあります。
演者の所属先は放映時のものとなります。
こんな方におすすめ:
- 日々の臨床現場で抗血栓療法をガイドライン通りに進められなかった経験がある医療従事者
- 抗血栓療法の最新レビューに興味がある医療従事者
- 医療機器・製薬企業の営業・マーケティング担当者
- 医療機器・製薬企業の臨床研究担当者
見どころ:
- 多数の引用文献を基に抗血栓療法を総まとめ!
- 最新エビデンスに基づく患者ごとの最適な抗血栓療法とPCI戦略とは!?
- 京都大学グループが持つ臨床研究成功の秘訣とは!?
目的:
本番組では、現在の抗血栓療法における「ガイドラインと実臨床の乖離」に焦点を当て、ガイドラインだけでは解決しきれない実臨床での問題をテーマに取り上げています。臨床医としてどのような観点で最適な治療を選択すればよいか、という点について最新のエビデンスを交えて医療従事者の方々へ有効な示唆を提供することを目的としています。
背景:
「2020年JCSガイドライン フォーカスアップデート版 冠動脈疾患患者における抗血栓療法」にて日本人版HBR評価基準が作成されたほか、DAPT期間に関する大きな修正が加えられました。しかしHBR患者を多く抱える日本の医療現場において、ガイドラインだけではカバーしきれない実臨床上の問題は未だ多く残されています。個々の患者に対して抗血栓療法の最適なフォローアップをデザインするのは、長く経験を積まれた医療従事者でも至難の業でしょう。本番組では、「ガイドラインと最新エビデンスの解説」「ガイドラインだけではカバーできず、最新エビデンスから総合的に判断し治療した3症例」を中心に取り上げました。また最後に京都大学グループにおける臨床試験成功の秘訣を夏秋先生の体験を基に語っていただきました。