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「週間ランクイン記事を読み解く」1週間分まとめ読み ~2022年6月18日-6月24日~

2022 6.18   6.24

【一般注目ニュース】

[海外ニュース]

テスラ社がアメリカで主要車種を値上げ

急激なインフレが続くアメリカで、電気自動車メーカーのテスラが主要車種を3月から約3ヶ月ぶりに一斉値上げしたことが世界中で話題になりました。6月18日の日本経済新聞によると、値上げ率は3-5%で車種やグレードにより異なるとのことです。この値上げは原材料の高騰の影響によるもので、同じような値上げの動きが自動車業界で起こっています。

マツダや三菱自動車も今秋、国内において新車に対し値上げに踏み切るようです。同紙の記事によると「マツダは主力小型車など2種類を、三菱自動車も主力の多目的スポーツ車(SUV)の価格を約3%引き上げる」ことが発表されています。日本でも最近テスラ車を見かけるようになりました。しかし、まだガソリン車やハイブリッド車に慣れており、充電する場所や時間、走行距離が気掛かりとなり、電気自動車の購入に踏み切れない人も多くいるかと思います。今回はテスラ車について調べてみました。

 

「テスラ車を購入すると指定された港での受け渡しになる」と、耳にしたことがある人もいるかと思います。今時そのようなことあるのかと不思議に思いテスラのウェブサイトを訪れてみました。テスラは日本語のウェブサイトを持っており、Googleで「テスラ」と入力すると最初に「テスラ-電気自動車、ソーラー、クリーンエネルギー|テスラ…」と表示されました。リンクをクリックすると、トップページにModel Yという未来感のあるブルーの乗用車がトップを飾っています。

テスラはディーラーがなく、すべてが直販となります。日本ではテスラを体験できるテスラストアが存在します。全国で、テスラ新宿、テスラセンター板橋、テスララゾーナ川崎プラザ、テスラ心斎橋(大阪)、テスラ名古屋、テスラ福岡の6店舗があり、それ以外は特別展示・試乗する場として主要都市にスポット的に設けられています。現在ウェブサイトで掲載されている車種は、ModelS、Model3、ModelX、ModelY、Cybertruckの5種類です。

どのように購入するのかですが、ユニークな購入方法があります。もちろんテスラストアでの試乗後、その場での注文もできますが、スマホやウェブからのオンライン購入もできます。ウェブサイトから車種を選定し、その下に「今すぐ注文」というボタンがあり、そこをクリックすると早速購入手続きへと入ります。オンラインで数百万円する商品を購入するのは中々勇気のいるものです。ボディカラー、ホイール、インテリアなどを選択、その後は、「(商品名を)注文する(お支払いに進む)」ボタンをクリックし、「本日必要なお支払い ¥15,000」と、デポジットが求められます。ここで基本価格とオプションが決定し、クレジットカードで支払っても注文の確定の連絡が来るまではキャンセルできますが、¥15,000は手数料ですので戻りません。最終購入価格が決まらず購入を待つ、というのもこれまでの車の購入方法とは異なります。

納車が決まれば、納車場所と支払方法をマイページで選択するようになります。納車はテスラロケーション(テスラデリバリーセンター有明、テスラ名古屋、テスラサービスセンター豊中)で受け取るか、ご指定場所への配送が選べます。後者の場合は別途輸送費がかかるとのことです。

電気自動車業界では確固たる地位を築いたテスラの快進撃はまだまだ続きそうです。

[国内ニュース]

羽生九段、前人未到の通算1,500勝を達成
6月16日に関西将棋会館で行われた、第81期順位戦B級1組の1回戦で羽生善治九段が対戦相手の山崎隆之八段に勝利し、公式戦で通算1,500勝を達成しました。この1,500勝は将棋界初の快挙ということで、新聞各紙に大きく報じられました。羽生九段は対局数が2022年6月16日現在で2,156戦、うち勝数が1,500、負数が654、勝率が0.696という高い勝率を挙げています。羽生九段はこの結果により、日本将棋連盟から「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られることになりました。このニュースをもとに、今週は前人未到の記録を達成した羽生氏と、昨今人気が高まりつつある将棋について調べてみました。

日本将棋連盟によると、羽生善治九段は1970年9月27日生まれで今年52歳になります。埼玉県所沢市出身で中学生の時にプロ棋士となり(史上3人目の中学生棋士)、1989年に19歳で最初のタイトルを獲得しています(竜王位)。将棋には、「名人」、「叡王」、「棋聖」、「王位」、「王座」、「竜王」、「王将」、「棋王」と8つのタイトルがあり、羽生九段は、2017年度の第3期からタイトル戦に昇格した「叡王」を除いた全てのタイトルの永世称号の資格保持者です。「叡王」は永世称号がないため、羽生九段は「永世七冠」というこちらも前人未到の称号を獲得しています。永世称号とは、将棋において、連続、又は通算して規定の回数以上タイトルを獲得した棋士に与えられる称号で、日本将棋連盟の公式サイトによると以下のような条件になっています。

  条件
永世竜王 連続5期もしくは通算7期保持
永世名人 通算5期保持
永世十段 通算10期保持
永世王位 連続5期もしくは通算10期保持
名誉王座 連続5期もしくは通算10期保持
永世棋王 連続5期
永世王将 通算10期保持
永世棋聖 通算5期保持
資料:日本将棋連盟

公式サイトでは現役棋士のタイトル保持者は、永世、名誉称号有資格者を含め羽生善治九段、藤井聡太竜王ら7人です。同連盟によるとプロ棋士は現役・引退を合わせて230名を超えています。なお、棋士は男性に限定されたものではく、女性も同じ条件で棋士になれますが、現状では女流棋士はいないとのことです。将棋界には、前人未到を達成した羽生九段の勝率に勝る棋士が他にも存在することに驚きました。公式サイトで将棋連盟に加盟する棋士の通算成績が紹介されており、それを見ると最も高い勝率を持つのが藤井聡太竜王で、対局数323、勝数269、負数54、勝率0.8328となっています(6月17日現在)。ただし、対局数で見ると羽生九段との差は歴然ですので、ここだけでは判断できませんが、彗星のように現れた藤井竜王は昨今の将棋人気の立役者になっています。

一時期、「羽生マジック」という言葉が流行し、不利な状況下においても予想だにしなかった指し手で勝利を手繰り寄せて逆転する様子をこのように例えられました。同世代の棋士からも敬わられ、常に彼を目指して強くなる努力をしてきた棋士も多かったでしょう。まだ52歳の羽生九段の棋士人生はこれからも続き、新たな伝説を作っていくことでしょう。

【新型コロナウイルス関連】

NHKによると、6月18日に発表された新規の感染者数は14,837人で前の週の15,352人を下回りました。ここ数日は1日あたりの新規感染者数が15,000人を下回り、コロナ感染は現状ではピークを過ぎたようです。マスクの着用について以前とは変わった様子はありませんが、東京では公共交通機関の乗車率もコロナ感染が拡大する以前に戻りつつあります。6月17日の首相官邸からの発表によると、ワクチンの3回目接種率は60.8%と、国民の半数以上が終えており、4回目のワクチン接種へと向かっています。3回目のワクチン接種率を都道府県別に見ると、もっとも高い県が秋田県で70.16%、次いで新潟県が68.86%、山形県が68.82%と続きます。一方で、3回目のワクチン接種率が最も低い都道府県は、沖縄県で44.58%でした。

世界のワクチン接種率をみると、追加接種した人の割合が最も高い国がチリで123.26%、続いて韓国が73.43%、イタリアが67.65%、ドイツが65.66%、次いで日本が61.17%と記録されていました(Our World in Dataより)。ワクチン接種に関しては先進国の間でも日本はイタリア、ドイツに次いでおり、アメリカの36.37%を大きく引き離しています。

それでは、以下、週間ランキングを紹介します。

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