青森県は心疾患による死亡率が高く、急性期治療の充実が求められている。しかしながら、県内で24時間/365日体制でカテーテル治療が可能な施設は限られ、CVITの専門医は他県と比較して少なく、さらに、認定医、専門医を取得する上での環境も都市部とは異なる。
CVIT 2020(2021年2月開催)では、「地方のインターベンションの現状に迫る」をテーマに、医師不足が危ぶまれる地域で活躍する医師らを招いて、地域医療の喫緊の課題を議論する場が設けられた。本シンポジウムにおいて、青森市民病院の丹野倫宏氏は、青森県におけるAMIに対する治療体制、並びに青森県でCVITの専門医を取得する上での課題について報告した。