循環器領域における世界最大級の学術集会であるESC Congress 2021が、8月27日(金)から8月30日(月)の4日間にわたり実施され、昨年同様オンラインでの開催となった。オープニングとなるInauguralセッションは、日本時間28日(土)の午前4時から予定されており、日本からはファカルティ、及びプレゼンターとして214人が招聘されている。
最新の研究結果が発表されるHot Lineセッションは18セッション設けられ、最終日に京都大学の渡部宏俊氏がSTOPDAPT-2試験の結果を発表する予定である。また、Late-Breaking Trialsセッションでは自治医科大学の苅尾七臣氏がHERB-DH1試験、Herlev Hospitalから土井貴仁氏が相反する血管を示したREDUCE-IT試験とSTRENGTH試験の検討結果、そしてCOVID-19に関連するLate-Breaking Trialsセッションでは、COVID-19患者においてリバーロキサバンやイコサペント酸エチルの効果を検証した研究結果も発表される。