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コホート研究から考えるREDUCE-IT試験、STRENGTH試験の違い

高用量オメガ3系薬をスタチン内服者に追加投与を行うことによる動脈硬化性疾患予防の有効性を検証したREDUCE-IT試験(EPA vs 鉱油)STRENGTH試験(EPA+DHA vsコーン油)の大きく異なる結果の違いは、試験薬(EPAとEPA+DHA)の違いではなく、プラセボ(鉱油とコーン油)の違いに起因する可能性があることが、デンマーク、Copenhagen University Hospitalの土井 貴仁氏により発表された。

本研究では、Copenhagen General Population Study(CGPS)に登録され、各試験の選択基準を満たした対象者をREDUCE-IT疑似コホート(対象者数5,684人)、STRENGTH疑似コホート(対象者数6,862人)として、各試験と同等の期間追跡し(それぞれ4.9年と3.5年)、動脈硬化性心血管疾患イベントを評価した。 本試験と疑似コホートとの間では心血管疾患既往の割合や、スタチン内服患者の割合、追跡期間に大きな差は認められなかったが、年齢、及び糖尿病患者の割合が臨床背景の差として認められた。 ...