MASTER DAPT試験より、冠動脈にUltimasterシロリムス溶出ステント(U-SES)の留置を受けた出血リスクの高い(HBR)患者において、割り付けられた抗血小板療法が終了し、通常管理となった12ヶ月以降も、抗血小板療法の選択には割り付けられた治療が影響しており、短期2剤の抗血小板療法(DAPT)群では標準治療群と比較して、15ヶ月の虚血イベントのリスクに差はなく、出血イベントのリスクは低かったことが、スイス、Cardiocentro Ticino InstituteのMarco Valgimigli氏により、ESC Congress 2022のHotlineセッションで発表された。