「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」が発表されて以降、Ifチャネル阻害薬やアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、SGLT2阻害薬などが保険適用となった。また、非薬物治療においてもカテーテルアブレーションやMitraClipなどの重要なエビデンスが加わったことから、「2021年JCS/JHFSガイドラインフォーカスアップデート版急性・慢性心不全診療」が策定された。
第85回日本循環器学会学術集会の委員会セッションでは、九州大学の筒井裕之氏より前回のガイドラインに新たな知見が組み込まれたフォーカスアップデート版の主な改訂点について発表された。