JROAD-DPCデータベースを使用した研究より、日本人のAMI患者の0.34%に特発性自然発生冠動脈解離(ISCAD)が認められ、ISCAD患者はアテローム動脈硬化性因子が少ないにもかかわらず、非ISCAD患者と院内死亡率に差がなかったことが、国立循環器病研究センターの和山啓馬氏により、第89回日本循環器学会学術集会のLate Breaking Cohort Studiesセッションで発表された。
特発性冠動脈解離に起因するAMIの特徴: JROAD-DPCデータベース

本研究では、JROAD-DPCデータベースに登録された冠動脈造影を受け、AMIと診断された緊急入院患者394,764人のうち、医原性冠動脈解離、>6...