日本の単施設の研究より、ST上昇型MI患者において、遠位橈骨動脈アプローチ(DRA)によるPCIは、従来の橈骨動脈アプローチ(RA)と比較して、シース挿入時間、及び30日のMACEに有意差はなかったことが、新百合ヶ丘総合病院の西尾祥郎氏より、第89回日本循環器学会学術集会のポスターセッションで発表された。
ST上昇型MI患者における橈骨動脈アプローチ vs 遠位橈骨動脈アプローチによるPCI

本研究では、新百合ヶ丘総合病院にて2020年3月から2024年8月に、RA(113人)、又はDRA(74人)によるPCIを受けたST上昇型MI患者187人...