冠動脈疾患患者における3枝疾患の有病率はリポ蛋白(a)(Lp[a])値が高いほど高く、3枝疾患の有病率に関し、Lp(a)値とインスリン値の間には有意な交互作用が認められたことが、養和病院の笠原尚氏により、第89回日本循環器学会学術集会の一般演題口述セッションで発表された。
冠動脈疾患患者における3枝疾患の有病率とリポ蛋白(a)、インスリン値の関連

本研究では、冠動脈造影で冠動脈疾患と診断された患者1,140人を対象とし、Lp(a)高値(≧50mg/dL)群(146人)と低値(<50mg/dL)...