「2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン」の発行後、ウロキナーゼの供給停止により、治療方針の変更が求められる事態となった。また、CLTIに対する血行再建や、末梢動脈疾患に対する血行再建後の抗凝固療法の大規模無作為化試験、CLTIの血行再建不能症例に対する足部深部静脈動脈化(distal/deep venous arterialization: DVA)などの新たな知見をまとめ作成された「2025年JCS/JSVSガイドライン フォーカスアップデート版 末梢動脈疾患」*について、第89回日本循環器学会学術集会にて、国際医療福祉大学三田病院の重松邦広氏より解説された。
2025年JCS/JSVSガイドライン フォーカスアップデート版 末梢動脈疾患 ~改訂のポイント~

急性動脈閉塞
ウロキナーゼの供給停止と血栓吸引・血栓除去デバイスの導入
ウロキナーゼは脳血管血栓症、冠動脈血栓症、肺動脈血栓塞栓症、下肢深部静...