RAID試験より、心室性頻拍性不整脈(VTA)のリスクが高い患者において、ラノラジンはVTA burden(適切な治療を必要とする心室頻拍エピソード)の軽減に有効であり、CRT治療を受けている患者、心房細動のない患者、抗不整脈薬を併用していない患者において、その効果が高かったことが、アメリカ、University of Rochester Medical CenterのArwa Younis氏らにより、6月号のJACC: Clinical Electrophysiology誌で報告された。
ICDの適応を有する患者におけるラノラジンによる心室性頻拍性不整脈の軽減: RAID試験
RAID試験では、虚血性、又は非虚血性の心筋症でリスクの高いICD植え込み患者を対象とし、ラノラジン(1日2回1,000mg)群、又はプラセボ群に無作為に...