AUGUSTUS試験より、ACS/PCI後のP2Y12阻害薬による治療を受ける心房細動患者において、アスピリンの併用はプラセボと比較して、30日までは出血の増加と虚血イベントの抑制のバランスが取れていたが、30日以降は、虚血イベントを抑制することなく出血リスクは高いままであったことが、アメリカ、Duke HealthのJohn H. Alexander氏らにより、5月19日号のCirculation誌で報告された。
ACS/PCI後の心房細動患者への抗血栓療法における早期と遠隔期のリスクベネフィット: AUGUSTUS試験

Alexander氏らは、ACS、又はPCI後にP2Y12阻害薬による治療が予定された心房細動患者4,614人を登録し、アピキサバン群、又はビタミンK拮抗...