MASTER DAPT試験より、冠動脈にUltimasterシロリムス溶出ステントの留置を受けた出血リスクの高い(HBR)患者において、経口抗凝固薬(OAC)の適応の有無にかかわらず、DAPT期間の短縮により臨床上の有害事象、MACCEのリスクに影響はなく、OACの適応のない患者では短期DAPTにより出血リスクが低下したことが、オランダ、Maasstad HospitalのPieter Smits氏らにより、10月12日号のCirculation誌で報告された。
HBR患者への冠動脈ステント留置後のDAPT期間短縮における経口抗凝固薬の影響: MASTER DAPT試験サブ解析

MASTER DAPT試験では、冠動脈にステント留置を受けたHBR患者4,579人を対象とし、1ヶ月の2剤の抗血小板療法(DAPT)後、単剤の抗血小板療法...