デンマークの全国的なレジストリーより、治療を受けている2型糖尿病患者において、標準治療に加えたエンパグリフロジン、又はダパグリフロジンの開始は、アテローム動脈硬化性心血管疾患や心不全の有無にかかわらず、6年のMACE(MI、虚血性脳卒中、心不全、心血管死)のリスクに差はなかったことが、デンマーク、Aarhus University HospitalのKasper Bonnesen氏らにより、10月29日号のCirculation誌で報告された。
治療を受けている2型糖尿病患者におけるエンパグリフロジン vs ダパグリフロジンの心血管への効果

Bonnesen氏らは、2014年から2020年にデンマークの全国的なレジストリーに登録された治療を受けている2型糖尿病の成人患者を対象とし、標準治療に加...