植込み型心臓電気デバイス(CIED)感染症には共通のリスク因子が認められるものの、糖尿病、及びリードの摩耗はリード関連感染性心内膜炎(LRIE)、複数のリードや黄色ブドウ球菌の検出はポケット感染拡大のリスク因子であり、ポケット感染に続発する感染性心内膜炎(PIRIE)患者と比較し、LRIE患者の予後は不良であったことが、ポーランド、Medical University of SilesiaのWojciech Jachec氏らにより、4月号のEP Europace誌で報告された。
CIED植込み患者における限局性ポケット感染 vs ポケット関連感染性心内膜炎 vs リード関連感染性心内膜炎

Jachec氏らは、2006年3月から2023年3月にハイボリュームの3施設にて経静脈的リード抜去術を受けた患者3,847人を後ろ向きに解析し、CIED感...