冠動脈の分岐部病変において、本幹にステントを留置し、近位部のステントを十分に拡張した後のGlider Balloon(GB)を用いた側枝の拡張は、キッシングバルーン拡張(KBI)の代替として許容できる成績をもたらしたことが、National Hospital Organization Kyushu Medical CenterのYoshinobu Murasato氏らにより、8月号のEuroIntervention誌で報告された。
冠動脈の分岐部ステント術における側枝専用Gliderバルーンの実用性と有効性

Murasato氏らは、ベンチテストと臨床研究において、冠動脈分岐部病変への本幹へのステント留置後に側枝専用のGB(バルーン長 4.0mm)を使った拡張の...