AID-ANGIO試験より、虚血性の冠動脈異常の評価において、冠動脈造影と冠動脈内検査を組み合わせた高度な侵襲的診断(advanced invasive diagnosis: AID)戦略は、冠動脈閉塞を伴わない心筋虚血(INOCA)の同定により、冠動脈造影のみと比較して診断率が2.6倍増加したことが、スペイン、Hospital Clinico San Carlos IDISSCのAdrian Jeronimo氏らにより、1月6日号のEuroIntervention誌で報告された。
冠動脈造影と冠動脈内検査を組み合わせた慢性冠症候群の包括的診断: AID-ANGIO試験

AID-ANGIO試験では、多施設より冠動脈造影の予定された慢性冠症候群患者317人(女性44.2%)を登録し、閉塞性冠動脈疾患を造影、及び圧ガイドワイヤ...