青森県立中央病院
櫛引 基 氏
症例
80代 女性
主訴
労作時息切れ
既往歴
高血圧症、脂質異常症
現病歴
X年1月頃から労作時の息苦しさを自覚するようになり、かかりつけ医で心不全と診断された。外来で治療を行ったが改善に乏しく、近くの総合病院に紹介となり入院加療を行った。精査にて重度の大動脈弁狭窄症(AS)、及び完全左脚ブロックによる低心機能を認め、3月に精査加療目的で当科に紹介された。ハートチームで検討した結果、TAVI + CRT-Pの方針となった。5月下旬から労作時息切れの増悪を認め、利尿剤の調整を行ったが改善せず、6月某日に前医入院加療、7日後に当院に転院となった。