臨床研究を取り巻く昨今の環境では、科研費や臨床研究へのモチベーションだけではなく、医師の働き方改革や企業のコンプライアンス強化をはじめ、多くの課題が取り上げられている。加えて、昨年「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」が改正され、カルテ情報をはじめとする個人情報の取り扱いが見直されたことにより、臨床研究を行うことに高いハードルを感じる読者も多いだろう。
それでは、このような環境下で臨床研究を実施するにはどうすればよいのだろうか?テクロス臨床研究チームでは、PCI領域での臨床研究実施、及び論文投稿経験が豊富な村松崇氏(藤田医科大学)に、日本でPCI領域の臨床研究を目指すための心構えについて伺った。