急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)においても今後期待される治療に含まれたアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)が、2020年6月に本邦で「慢性心不全、ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る」を効能・効果として製造販売承認されました。
今回は、このARNIについて、循環器専門病院における薬剤師としての立場から薬剤の使用にあたり留意すべき点をまとめていただきました。

芦川 直也 氏
1998年千葉大学大学院薬学研究科修士課程卒業
浜松医療センター 薬剤科入職
2007年豊橋ハートセンター 薬局入職
2010年岐阜ハートセンター 薬局に異動
2011年岐阜ハートセンター 薬局長
2014年豊橋ハートセンター 薬局長