SFAのCTOに対する血管内治療(EVT)は、デバイスとテクニックの進化により、手技成功率は改善されつつあるが、いまだ標準的な手技が確立されるには至っていない。故に治療成績の改善を目指し、我が国では経皮エコーガイドやIVUSガイドのEVTが実施されているが、それらの手技には克服すべき課題も多い。同愛記念病院の高橋保裕氏らは、10月号のJournal of Endovascular Therapy誌で独自に開発したデバイスを用いて、これまでになかった経静脈IVUSガイドのEVTを実施し、その有効性と安全性を報告した。TCROSS NEWSでは、本研究の筆頭著者である同氏に、この手技の詳細と可能性について伺った。