ESC 2023のHot Lineセッションにて、日本の多施設研究であるSTOPDAPT-3試験の結果が発表された。本試験では、急性冠症候群(ACS)、又は高出血リスク(HBR)患者を対象とし、DESを用いたPCI後のプラスグレル単剤による抗血小板療法は2剤の抗血小板療法(DAPT)と比較して、重症出血の抑制において優越性は認められず、心血管イベントの評価では非劣性であったことが示された。
TCROSS NEWSでは、本試験を実施された佐賀大学の夏秋政浩氏に、試験実施の背景、アスピリンフリー戦略が適している患者像、DESの違いが結果に与える影響などについて伺った。