急性心不全で入院したCABG(LITA-LAD、RITA-LCX、SVG-4PD)後の維持透析患者において、SVGグラフトの閉塞、右鎖骨下動脈起始部の閉塞、左鎖骨下動脈に中等度狭窄、RCAにびまん性の高度狭窄が認められ、負荷心筋シンチでは広範な心筋虚血が疑われました。
左鎖骨下動脈の中等度狭窄により、ITAグラフトから鎖骨下動脈へ血流が逆流した結果生じる心筋虚血であるCSSS(coronary-subclavian steal syndrome)を来したと考えられる本症例に対する治療法の検討から、治療後の経過をご紹介いただきました。
演者: 蔵垣内 敬 氏(兵庫県立尼崎総合医療センター)
本動画は第14回 豊橋ライブデモンストレーションコース(2024年)より収録いたしました。
演者の所属先は放映時のものとなります。