アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)は、HFrEF患者を対象としたPARADIGM-HF試験にて、ACE阻害薬エナラプリルと比較して心血管死/心不全による入院の抑制効果が有意に高いことが示されました。また、日本人のHFrEF患者を対象としたPARALLEL-HF試験ではエナラプリルと比較し、心血管死/心不全による入院に有意差は認められなかったものの、NT-proBNP値の有意な低下を示し、ガイドラインでは心不全の基本薬の1つと規定されています。

「おさえておきたい循環器領域の新規薬剤」として、今回はARNIについて、豊橋ハートセンターの薬局長である芦川直也氏に循環器専門病院における薬剤師としての視点から共有されたいことをまとめていただきました。

演者: 芦川 直也 氏(豊橋ハートセンター)

本動画は第12回 豊橋ライブデモンストレーションコース(2022年)より収録いたしました。
演者の所属先は放映時のものとなります。