Chapter 1. 循環器内科医とは
2.循環器内科の専門領域

ここでは、循環器内科の中にどのような専門があり、それぞれどのような学会が存在するかについて学びます。
まず循環器内科医は、その症例数の多さから、虚血性心疾患、心不全、不整脈、静脈血栓症については一通り臨床経験を積むこととなります。
そのため、はじめの数年間に循環器内科医としての基礎的な臨床力となる、動脈硬化の進行予防、心不全の急性期対応、慢性期の管理、不整脈の薬物療法、アスピリン・DOACに代表される抗血小板・抗凝固療法の管理を身につけます。
そして、循環器内科医として、3~5年程度経過した頃より、徐々に専門領域に分かれます。