単施設のデータより、ACS患者において薬剤コーティッドバルーン(DCB)による治療とDESによる治療で中期成績は同等であり、DCBではびまん性病変がTLF(心臓死、非致死性MI、TVR、TLR)の予測因子として確認されたものの、DESでは病変長の影響は認められなかったことが、獨協医科大学埼玉医療センターの水谷有克子氏により、The Week for JCS 2020のOral Abstractセッションで発表された。
ACS患者に対するPCIにおけるDCB vs DESによる治療後の中期臨床成績
本研究では、2017年1月から2020年3月に獨協医科大学埼玉医療センターにおいて、ACS患者のデノボ責任病変の治療を行った症例のうち、DCBで治療した9...