PARTNER 2A試験のQOL解析より、外科手術に中等度リスクの重症大動脈弁狭窄症患者において、大腿動脈アプローチによるTAVR(TF-TAVR)は外科的大動脈弁置換術(SAVR)と比較して術後早期の患者のQOLが高く、1年以降には差はなくなり、心尖部/大動脈アプローチによるTAVR(TT-TAVR)はいずれの時期もSAVRと比較しQOLの改善は認められなかったことが、アメリカ、Saint Luke's Mid-America Heart InstituteのDavid Cohen氏により、TCT 2016のFirst Report Investigationsセッションで発表された。