ADAPT-TAVR試験より、TAVRの成功した長期の抗凝固療法の適応のない患者において、2剤の抗血小板療法(DAPT)を受けた患者と比較してエドキサバンによる治療を受けた患者では、弁尖血栓症の割合は低い傾向が示されたものの有意差には至らず、脳の新規血栓塞栓性病変、及び神経学的機能障害/神経認知障害に対する影響にも差はなかったことが、韓国、Asan Medical CenterのDuk-Woo Park氏らにより、8月9日号のCirculation誌で報告された。
TAVR後の弁尖血栓症、脳血栓塞栓症に対するエドキサバン vs DAPT: ADAPT-TAVR試験
ADAPT-TAVR試験では、多施設より登録したTAVRが成功した抗凝固療法の適応がない患者を、エドキサバン群、又はアスピリンとクロピドグレルのDAPT群...