RENAL-AF試験より、透析を受けている末期腎不全の心房細動患者において、抗凝固療法下で臨床的に影響のある非重症出血の発生率は脳卒中/全身性塞栓症の約10倍と高く、本試験はパワー不足であるものの、アピキサバンとワルファリンで重症/臨床的に影響のある非重症出血のリスクに差はなかったことが、アメリカ、Duke University Medical CenterのSean D. Pokorney氏らにより、12月6日号のCirculation誌で報告された。
透析を受けている心房細動患者におけるアピキサバン: RENAL-AF試験
RENAL-AF試験では、2017年1月から2019年1月に多施設より登録したCHA₂DS₂-VAScスコアが≧2の心房細動を有する透析患者154人を、1...