日本の多施設研究であるKABUKI試験より、慢性血栓塞栓性肺高血圧(CTEPH)患者において、48週間のエドキサバンによる治療は肺血管抵抗(PVR)の悪化予防に対し、ワルファリンとの比較で非劣性であり、臨床的に影響のある出血の発生率は両治療で差はなかったことが、Kyushu UniversityのHosokawa Kazuya氏らにより、1月30日号のCirculation誌で報告された。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症患者におけるエドキサバン vs ワルファリン: KABUKI試験
KABUKI試験では、日本の11施設より登録した3ヶ月以上ワルファリンを使用しているWHO機能クラスⅠ-ⅢのCTEPH患者74人を、エドキサバン(体重≧6...