CHART-2研究より、LVEFが≧50%の慢性心不全患者において、1年後にLVEFが≧50%を維持していた患者と比較して<50%に低下した患者は、心室頻拍、心室細動、心臓突然死の複合イベントのリスクが有意に高かったことが、Tohoku University Graduate School of MedicineのTomohiro Ito氏らにより、9月号のEP Europace誌で報告された。
HFpEF患者におけるLVEFの低下と心室性頻脈性不整脈、心臓突然死、全死亡の関連: CHART-2研究

Ito氏らは、2006年10月から2010年3月に東北地域の24施設より慢性心不全の外来患者を登録したCHART-2研究のデータを後ろ向きに解析し、登録時...