冠動脈にCTO病変が認められた患者において、良好に発達した側副血行路は、心筋の瘢痕の小ささと機能の温存に関連しており、心筋が機能不全であるものの高度瘢痕化しておらず、心筋の機能改善の見込めるviabilityは側副血行路が発達していない患者により広く認められたことが、オランダ、Vrije Universiteit AmsterdamのStefan P. Schumacher氏らにより、8月号のEuroIntervention誌で報告された。
冠動脈のCTO病変を有する患者における側副血行路と心筋viability
Schumacher氏らは、2013年から2018年に冠動脈にCTO病変が認められ、心臓MRI検査を受けた218人において、冠動脈の側副血行路と心筋via...