「先行研究を広く見渡し、ワンランク上の臨床研究を計画・実施するためのエッセンスとは何か?」をテーマにした本特集では、メタ解析を中心にこれまで約200本の論文執筆を行われてきた工野俊樹氏(Montefiore Medical Center, Albert Einstein Medical College)にインタビューを行い、そのエッセンスに迫っている。
~論文執筆編~では、工野氏がこれまで論文執筆を通じて得られたご経験と、論文執筆に必要なトレーニング方法、さらには論文執筆や臨床研究を計画する際に工野氏が最も大切にしていることを紹介した。
今回は工野氏が渡米以降、特に論文執筆の回数が多い“メタ解析”についてお話を伺い、それに着目する理由と、メタ解析の論文執筆を通じて得られた“マクロ”な視点についてご紹介する。