このフォーラムでは循環器疾患の急性期管理に焦点を当て、症例提示の形で最適と考える治療プランについて徹底的に議論を行います。

今回の症例は、糖尿病、高血圧症、脂質異常症のある50代男性が、COVID-19感染症治療後、リハビリ目的で入院中に尿路結石による腎後性腎不全を発症し、右・左尿管ステントの留置・交換術等を施行後、発熱と血圧低下を認め、腎盂腎炎による敗血症性ショックと診断されICU入室となった。
心電図検査ではⅡ、Ⅲ、aVF、V1-V6でST上昇、aVRでST低下、心エコー検査では新規のびまん性壁運動低下がみられるなか、治療戦略をどう見極めるのか?この続きはこちらから。

プレゼンター:大木 初里 先生(練馬光が丘病院)
発起人、モデレーター:割澤 高行 先生(聖マリアンナ医科大学/岐阜ハートセンター)
モデレーター:中田 淳 先生(日本医科大学)
ディスカッサント:中島 啓裕 先生(University of Michigan)、杉崎 陽一郎 先生(Cardiovascular Research Foundation)

本動画は2022年6月に収録しました。
ライブ配信のため、画像・音声の乱れがあります。
演者の所属先は放映時のものとなります。

【参考リンク】

急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/06/JCS2017_tsutsui_h.pdf
(2022年9月閲覧)

 

 

こんな方におすすめ:

  • 集中治療管理に携わる医師
  • 循環器内科医
  • 急性期治療に興味のある医師

見どころ:

  • インターベンションを行う上で検討すべき医学的、社会的、そして、倫理的観点での議論
  • 年齢や患者の生活習慣、機能的な背景から考えらえる治療の適応
  • 急性期医療の第一線に立つ医師のリアルなコメント

背景・目的:

近年は冠動脈インターベンションが成熟期を迎え、弁膜症などの構造的心疾患に対するインターベンションの進歩が著しい時代です。一方で、このような進歩にもかかわらず、循環器急性期疾患の患者さんに対する集中治療管理の教育・修練の場は十分ではないと言われています。本フォーラムではエキスパートと若手の先生方が循環器急性期疾患に対してどのように病態と対峙すればよいのかを議論していきます。