2017年にImpellaデバイスが国内で承認され、心原性ショックに対する治療の選択肢は広がったものの、複雑な病態を呈する心原性ショック患者における病態の捉え方やアプローチ方法は、医師の専門性により異なる場面も多いのではないでしょうか?

今回、心臓血管集中治療科の立場で心原性ショック治療に携わる中田淳氏より、3回にわたり「心原性ショックへのチームアプローチの重要性」についてご講義いただきました。

同氏が所属されている日本医科大学付属病院高度救命救急センターは、1993年に「高度救命救急センター」の認定を日本で初めて受け、厚生労働省が毎年実施している「救命救急センターの評価結果(令和3年」)」で76点と高得点を獲得している(80点満点/全国298ヶ所の救命救急センターを対象)、日本の救急医療をリードする施設の一つです。

演者: 中田 淳 氏(日本医科大学付属病院 心臓血管集中治療科)

 

 

みどころ:

本動画では、日本の救急医療をリードする高度救命救急センターで実際に行われている心原性ショック患者への治療の様子、使用されているプロトコール、又、症例を通じて、心原性ショックを呈する患者におけるチームアプローチについて学ぶことができます。

こんな方におすすめ:

  • 集中治療管理に携わる医師
  • 循環器内科や救急医療に携わる医師
  • 急性期治療に興味のある医師/コメディカルスタッフ

Part 1の内容:

  • 欧米/本邦におけるAMI院内死亡率の年次推移
  • AMI-CSに対する治療介入の”鍵“
    • 1. Shock team activation
    • 2. 機械的補助循環デバイスの導入
            - IABP/ Impella/ ECMO/ ECMO + Impella など
    • 3. SCAI(米国インターベンション学会)の心原性ショックステージ分類
  • ドイツでのAMIに対するImpella治療/ 初期成績/ わかったこと/ 問題点
  • 日本でのImpella導入に際して

本動画は2022年8月に収録した内容です。
ライブ配信のため、画像・音声の乱れがあります。
演者の所属先は放映時のものとなります。