本動画では、ST junctionに全周性の石灰化を認める大動脈弁狭窄症患者において、LADに50%程度の狭窄が認められたことから将来的に治療介入を要する可能性を考慮し、バルーン拡張型弁を用いたTAVRを行った症例を宇治徳洲会病院の田村淳史氏よりご報告いただきました。

【症例紹介】

患者は80代後半男性、慢性心不全(入院歴あり)、発作性心房細動、慢性冠症候群(♯6 ZES 2.5*26mm)、脂質異常症、脳梗塞歴、鉄欠乏性貧血を有する。STSスコアは8.1%、Clinical Frailtyスコアは4であり、重症大動脈弁狭窄症に対しTAVRが予定されている。術前のCTではST junctionに全周性の石灰化、冠動脈造影ではLADに50%程度の狭窄を認めた。

演者: 田村 淳史 氏(宇治徳洲会病院)

本動画は第13回豊橋ライブデモンストレーションコースより収録いたしました。
演者の所属先は発表時のものとなります。