経営学を修めたものに対して授与される学位であるMBA(Master of Business Administration)。今、医師の中でも取得する人が増えています。彼らはなぜMBA取得に励むのか、取得して得るものは何か、またどのように活かすのかを、それぞれの立場の医師に語っていただきます。

クリニック開業、専門施設の開業にMBAは有効かについても議論されました。

講師:水野 篤 先生(聖路加国際病院)、福井 悠 先生(錦糸町内科ハートクリニック)

本動画は2021年9月24日にWEBシンポジウムにて放映した内容になります。
ライブ配信のため、画像・音声の乱れがあります。
演者の所属先は放映時のものとなります。

視聴者の対象

  • 今のキャリアに疑問を感じ始めた人
  • 自らのパフォーマンスに限界が見え始めた人
  • 管理職として部下の育成に悩む人
  • このままで良いのか自問する日が増えた人
  • 毎日に刺激がなくなった人

みどころ

  • 循環器内科医がビジネスを学ぶことで変わる医療の視点
  • ハーバードメディカルスクールに通う学生の10%がMBA・MDのジョイントコースを選択する理由
  • 専門性を追求しているだけでは生き残れない時代になりつつある現実と向き合う必要性
  • 技術を伝えるために経験や感覚ではなく定量化、言語化する重要性
  • 開業するのにMBAの教育は不要!?

目的

医療を取り巻く環境が大きく変化しつつある中、現実と向き合い見えない未来を自分で描こうと一歩踏み出し、ビジネススクールに通った循環器内科医のお話を通じて、日頃の臨床とは別の視点で医療を見つめなおすきっかけとなることを目的としています。

背景

医師法の改正により2004年から新医師臨床研修制度がスタートし、現行のマッチングシステムが導入されたことで出身大学に帰属し続ける医師が減り、医療の偏在が起こりました。それまでは大学に属していれば安泰とされた医師が自分たちで生きる道を探さねばならなくなりました。そのような中で循環器専門施設の門をたたく医師、選択が豊富な都会に出てくる医師、あるいは海外に目を向ける医師など様々です。本番組では、循環器専門医としてビジネススクールに通いそこで学んだ仕組みや組織を機能させるマネジメントを使って、新たな視点から医療に変革をもたらそうと考える二人の循環器内科医よりお話を伺いました。なぜ、これまで最も安定している医師という職業に就きながらビジネスを学ぶ必要があったのでしょうか。常識が非常識になる時代にMBA教育は何をもたらすのでしょうか。新たな自分を発見できる番組でもあります。