2018年3月民事再生計画認可の許可が下りた後に、経営再建を託され病院長として就任された小栗先生。ビジネススクールで学んだ経営学のノウハウを病院再建に活かしながら、再建の道のりを語っていただきます。

講師:小栗 淳 先生(高崎ハートホスピタル)

本動画は2021年10月14日にWEBシンポジウムにて放映した内容になります。
ライブ配信のため、画像・音声の乱れがあります。
演者の所属先は放映時のものとなります。

視聴者の対象

  • 管理職クラス(科長、部長)
  • 病院の経営陣(理事長、院長、副院長)
  • 病院の事務長
  • 企業の管理職
  • 循環器専門施設で働く医療従事者

みどころ

  • 症例数が500件の病院の経営が立ち行かなくなったのはなぜか?
  • 技術レベルに定評のある施設が負債を抱えるまでの経緯とは?
  • 看板医師が去り、それに続いて職員の退職が続いた理由は?
  • 常勤の医師が一人になり、患者はどうなってしまったのか?
  • 病院の再生に乗り出した投資ファンドとは何か?

目的

本番組では、循環器専門施設が立ち上がってから凋落した経緯を語っていただくと同時に再建に向けた改革をお伝えしてもらうこ とで、同じ境遇にある施設に改革のヒントとなる示唆を提供することを目的としています。

背景

1977年に世界で第1例目のPTCA(PCI)がスイス、チューリッヒで行われて以来、瞬く間に世界中でこの治療が普及しました。この低侵襲の治療を提供するために 1980年代後半より国内で循環器専門病院が誕生し、1990年代から2000年前半にかけて全国にハートセンターが開設されました。しかし、償還価格の下落、働き方改革、消費税の増税などが加わり、全国の循環器専門施設が経営の見直し・再建・破綻を余儀なくされました。

1985年に設立された群馬循環器病院もその1つであり、2018年に民事再生計画が認可され、民間ファンドが病院の再生に名乗りを上げ、その再建を託されたのが循環器内科医であり、ビジネススクールで経営を学んだ小栗淳先生でした。この番組では1つの循環器専門施設が経営の見直しを課され、そして、再建される模様をお伝えします。