DPCは、平成15年に導入された急性期入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度です。厚生労働省の調査では、2022年度にはDPC対象病院は1,764施設まで増加しているものの、この制度を導入していない施設も残っています。DPCを運用する上でどのような歪みがあるのでしょうか。

「知らなきゃ変わらない!循環器内科医が感じる医療の不条理」シリーズでは、会員の皆様が日頃から抱く医療制度への疑問とその原因・対策について、全8回でお届けします。

第5回目は、「循環器内科医を標榜する病院はDPCで本当に得をするのか?」のテーマに迫ります。是非ご確認ください。

講師:真野 俊樹 教授(中央大学ビジネススクール)

本動画は2022年10月28日に収録した内容になります。
演者の所属先は放映時のものとなります。

 

 

こんな方におすすめ

  • 循環器内科医一般
  • 病院経営者
  • 循環器領域で活躍する医療機器・製薬会社に勤務する人

みどころ

  • 国がDPC制度を導入した目的は?
  • 病院がDPCを導入するメリットは?
  • 専門病院がDPCを導入するメリットは?
  • DPCを長く運用する上で歪みはある?

背景と目的

働き方改革、償還価格の下落、消費税増税などの外部環境の変化で医療領域は厳しい状況に直面しております。
医師として働いていて報われないと感じてしまうようなことの原因について、根底となる国の制度や医療政策を理解し、医療経済から対策についても探ってまいります。