日本の単施設の研究より、透析患者の冠動脈の小血管病変に対するDESによるPCIは、薬剤コーティッドバルーン(DCB)と比較してMACE(心血管死、非致死性MI、脳卒中)に差はなかったものの、TLRのリスクが有意に低かったことが、横須賀共済病院の矢野弘崇氏により、第89回日本循環器学会学術集会のポスターセッションで発表された。
透析患者の冠動脈の小血管病変に対するDES vs DCB

本研究では、2017年1月から2023年7月に横須賀共済病院にて、冠動脈の<3.0mm径の小血管にDES、又はDCBを使用したPCIを受けた透析患者...