ARNIはどのようなHFpEF症例に有効なのか?

不全に対する治療薬のエビデンスの多くはLVEFが35-40%未満の患者を対象としており、LVEFの保たれた心不全に対しては薬剤による明確な死亡/臨床イベント抑制効果は報告されていません。LVEF 40%以上はこれまでHFpEFとして一括されてきたものの、「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」1)では、「HFmrEF(EF 40-49%)においてはβ遮断薬などHFrEFの治療薬が有効とのデータも存在する。この領域の心不全例でのデータはまだ確実なものがなく、今後の検討を要する」、HFpEFに対しては、「原疾患に対する基本的治療を基本とし、心不全症状を軽減させることを目的とした負荷軽減療法、心不全増悪に結びつく併存症に対する治療を行うことが基本である」とされています。

 

先日発表された「2021年JCS/JHFSガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療」2)では、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)が薬物治療に追加されましたが、HFmrEFにおいては、ACE阻害薬/ARB投与例でARNIへの切替えを考慮可、HFpEFに対しては投与を考慮してもよいとの記載となっています。今回は、このARNIがどのような症例に有効なのかご検討いただきました。

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